どうも。介護士のルリです。
介護士の環です!
ネットで記事を探してたらこんな記事を見つけました。
こんなところにもAIが!?
AIを使って、高齢者の1日の生活を電気量という視点からある程度パターン化させて、そのパターンから逸脱していた場合にアラートが鳴るというものだそうです。
2024年2月に特許が取得されたんですね~。
このシステムを活用することで、一応一人暮らしが出来ているけど、認知症気味できちんと生活出来るか心配って人が安心できるようになります。
すごいです~!
ではいったいどういった内容なのか、詳しく見ていきたいと思います。
よろしくお願いします。
電気消費量と認知症者の関係性
では1つずつ見てみましょうか。
認知症の方は室温の変化に気づきにくい
「認知症の方は室温の変化に気づきにくい」ですか。
これは、年を重ねることで体温調節機能が低下するからだといわれています。
こちらに詳しく書いておりますね。
CITIZENさん……!健康コラムを書いていらっしゃったんですね!?
体温調節機能が低下するのは……
①皮膚の感度が低下するから
②発汗が遅くなるから
③体内の水分量が少ないから
などなどが挙げられていますね。
これらの要因より、冷暖房……特に冷房をつけにくくなります。
そもそも、エアコンは体に悪い!と思いこんでしまう高齢者の人も多いですもんね……。
データとしても、高齢者の救急搬送がもっとも多いみたいです。
高齢者が28.9%近い日本で、救急搬送された方の56%近くが高齢者というのは、高齢者特融といっても遜色ない気はしますね。
なので、夏場にエアコンを使用していなかった場合、明らかに電力消費量は減っているわけですから、アラートが鳴って確認するという仕組みが出来るわけです。
なるほど~。
認知症の方は夜型の生活に移行しやすい
高齢者になってくると睡眠の問題が顕在化していきます。
たまに聞きますね。
高齢になると、睡眠の質が低下してすぐに起きてしまうとか。
実際うちの特養の利用者様も全然寝てくれなかったり、寝てもすぐ起きてきてしまったりして寝てない人多いですね~。
そうなると、夜中に電気を付けて、テレビを見たりされる人も多く、夜の割に電気使用量が多くなります。
それをAIが検知して知らせてくれるわけですね!
認知症の方はサーカディアンリズム(概日リズム)が崩れやすい
「認知症の方はサーカディアンリズム(概日リズム)が崩れやすい」の、”サーカディアンリズム(概日リズム)”って何ですか?
いわゆる「体内時計」というやつですね。ちなみに厚生労働省の定義がこちら。
1つ前の「夜型の生活に移行しやすい」という話にもつながってきますが、1日の生活リズムが崩れやすくなるということです。
この電気消費量による見守りシステムを開発された方のnoteにはこんなことが書かれていました。
サーガディアンリズムでの補正がでくなくなるので、1日の生活のリズムに大きくずれが発生します。
この状態をきっかけにして認知症の検査をすることで、早期の発見が可能になります。
独居高齢者の場合、誰かと話す機会が極端に減ります。
いわゆる孤立という状態になります。
それ自体も問題ですが、もし認知症の初期状態になっても、自分で気づくことは難しく、悪化することが予測されます。
サーガディアンリズムの減衰を電気の使用量から想定して、認知症の可能性のある人発見することが、今回当社が取得した特許の内容です。
出典:note 見守り電気の特許について 著者:岩瀬喜保 2024年4月20日
このシステムを活用することで、早期にズレを見つけて、認知症状を発見出来、正しい対応がとれるようになるかもしれないということですね。
このシステムは
①AIで分析するので個別化させやすい
②高齢者のプライバシーを尊重させやすい
③需要が意外とある
などが良いな~と感じました。
「見守り」って「カメラで監視」というイメージがあるので、それによるプライバシーの問題がありますから。
それが解決されるかもしれないですね~!
どういった人向けなのか
意外な需要というのは……?
「離れて過ごす両親のために」とか「体調が気になる方」とかはわかるんですが「ご高齢の方にお家を貸している家主様」というのが目に留まりました。
あ~高齢者の孤独死問題とか、認知症の方の異臭問題とかありますしねぇ。
事前に認知の問題を把握できたり、早期発見出来たりと、家主としてはメリットがあるなぁ~と考えました。
今後も高齢者の独居者が増えてきて、見守りシステムを活用するのは家族だけではなく、家主にも影響してくるかもしれませんね~。
まとめ
と、いうことで今回は以上です!
何かの参考になればうれしいです。
それでは!