①介護ロボットとは?
②介護ロボットの導入率
③介護ロボットを導入していくには
どうも。介護士のルリです。
介護士の環です!
ネットで介護系の記事を探してたらこんな論文を見つけました。
あ~手短にお願いします。
介護ロボットの導入の現状、つまりはどれくらいの導入率なのかが記載されていました。そして導入してみた感想も少し書かれています。
導入率とか使ってみた感想はちょっと気になりますね!
どういうロボットが、どれくらい施設に導入されているのか、さっそく見ていきましょう。
よろしくお願いします。
導入されている介護ロボットとは?
そもそも、介護ロボットってどんなのがあるんですか?
意外とたくさんあります。大項目で5つです。
①移乗介助装着型ロボット
②移乗介助非装着型ロボット
③移動支援ロボット
④見守りロボット
⑤コミュニケーションロボット
並べてみると意外とありますね!
名前でなんとな~く察せるんですけど、もう少し詳しいロボットの解説をお願いします。
わかりました。
移乗介助装着型ロボットとは?
移乗介助装着型ロボットは、介護者自身が装着し、利用者の方を支えることで、移乗をサポートする介護ロボットです。
アシストスーツみたいなやつですね。
移乗介助装着型ロボットの導入率
論文によりますと、都内で介護ロボットを導入されている20施設中7施設が移乗介助装着型ロボットを導入していたようです。
使えそうな印象なのですが、半分以下なんですね。
移乗介助装着型ロボットの感想や中止理由
ポジティブな感想として「ないと困る」というのがありました。そして、体にフィットしやすいようです。
それはいいですね~。効果が実証されているみたいに感じます。
ネガティブな感想というのは……?
①装着に時間がかかる
②居宅介護だと家が狭く不便
③重いく、邪魔な時がある
④使用できない場面がある
⑤wifiがうまく飛ばない、電極の接続不良
ネガティブな意見が多い……。
日々改良を重ねられていると思いますので、今後装着のしやすさやスリムな形状、重さなどが改善される可能性は高いですね。
ですね!効果がなかったという意見がないということは、効果が立証されているということでもあると思います。
移乗介助非装着型ロボットとは?
画像引用:Microsoft PowerPoint - 介護ロボットについて (基礎資料) (mhlw.go.jp)
移乗介助非装着型ロボットは、介護者による抱え上げ動作のパワーアシストを行うロボットです。
上記画像のほかにも、ロボットに寄りかかるタイプですね。こちらのサイトに記載されているものはわかりやすいです。
あ、これ知ってます~。体験しました!
使用感は悪くなかったのですが、重度認知症の方に対して実施するには少々リスクを感じました。後は円背、そして胃ろうやストーマのある方などもリスクを感じます。
まぁ安全ベルトとかあるんですけど、手間と時間が少しかかっちゃいます。それに置き場所もちょっと考えものなんですよね。
ただ活用できないわけではないので、腰への負担をちょっとくらいは軽減できるかもしれません。
移乗介助非装着型ロボットの導入率
論文によりますと、20施設中6施設が移乗介助装着型ロボットを導入していたようです。
これも半分以下なんですね……。
移乗介助非装着型ロボットの感想や中止理由
上記タイプのロボットの感想はなかったです。
どういうタイプのロボットの感想ならあったのでしょうか?
「リショーネ」と呼ばれる、ベッドを縦半分に分離できて車いすにもなるという介護ロボットです。
そんなのがあるんですね~!
ネガティブな感想はなく「本人様の体に合っている」「胃ろう増設者の昼間の離床に活用していきたい」などがありました。
すごいです~!
めっちゃ高そうですけど。
……。
移動支援ロボットとは?
画像引用:Microsoft PowerPoint - 介護ロボットについて (基礎資料) (mhlw.go.jp)
移動支援ロボットは、介護ロボットの一種で、外出や室内での移動、トイレなど利用者の方が自分の力で移動できるように支援するために開発されたロボットです。
例えばどんなものがあるんですか?
まぁこんなのですかね。
歩行器みたいな形ですね。
移動支援ロボットの導入率
これが一番少なく、20施設中2施設のみのようです。
確かに移動面は車いすがありますからね。少なそうです。
移動支援ロボットの感想や中止理由
中止した感想が1件あったようです。内容は「体に合ってなかった」というのがありました。
うまく使用するのは難しそうではありますね……。
見守りロボットとは?
画像引用:Microsoft PowerPoint - 介護ロボットについて (基礎資料) (mhlw.go.jp)
主にセンサーを活用して、利用者様の状態を把握するロボットですね。
立ち上がろうとしてしまうときに知らせてくれるやつですね。
見守りロボットの導入率
こちらは20施設中9施設の導入率です。
ちょっと多い。でもまだ半分以下ですか。
ん~ナースコールとか、タッチセンサーがもうあるので、それで代用できそうですし……ねぇ?
カメラを用いるのでより詳細な情報が得られるというのが大きなメリット。
タッチセンサーだと同時に鳴ると不都合が出やすいですが、ロボットだと通知が重なっても不都合は起こりにくいです。
なるほど~。
見守りロボットの感想や中止理由
感想が結構たくさんあるみたいです。
まずはメリット。
ちょっと楽しみ。
①バイタル情報がわかる見守りセンサーがある。
②終末期の方に利用できる。
③反応が良好
④眠りが浅い人などの見守りに効果が期待できる。
バイタルがわかるロボットもあるのですね。
ロボットの特性をいかし、有効に活用できた事例があるようです。
ただ、デメリットも挙げられてまして。
①設定や配置に問題があり使用が限定的。
②高額。
③センサーが鳴り続いてしまった。
ん~。想像に難くない。
デメリット③を見ると、メリットに挙げていた「反応が良好」というのは逆に嫌味として聞こえてしまいそうです……。
使用が限定されるってことで……応用が利きにくそうですね~。
コミュニケーションロボットとは?
Bing AIに聞いてみます。
ペッパー君!懐かし✨。
一昔前に流行った犬型ロボットaiboもコミュニケーションロボットとしてカウントされてました。
aibo!懐かし✨
あとはアザラシ型ロボットのパロとか。
ありましたね~アザラシロボットのパロ!
コミュニケーションロボットって意外と知っているものが多いかも?
コミュニケーションロボットの導入率
知名度も相まってか、意外や意外、20施設中11施設導入と一番多い導入率でした。
それは素晴らしいですね。
コミュニケーションロボットの感想や中止理由
感想も一番多いです。メリット、デメリット両方書かれてましたね。
どんなものがあったのでしょうか?
メリット
①利用者様の反応が良い。
②機能訓練やデイサービスで活用できる。
おぉ~。
デメリットは
①充電器口に食べ物を入れてしまう。
②高額。維持費も高い
③不評な人には不評
④周りの音を拾ってしまう。
これもデメリット多いですね。充電器口に食べ物を入れようとするご利用者様にフフって笑ってしまいました。
充電口を変える必要がありますね。
最新マイクの活用等で、周りの音を拾ってしまう問題を防いでもらえると良いですね。
物珍しいだけで、継続した利用が果たして出来るのか気になるところですが……そういう感想はないみたいですね。活用出来ているということでしょう。
介護ロボット導入率まとめ
論文上ではこんな感じでした。
1位:コミュニケーションロボット 20施設中11施設
2位:見守りロボット 20施設中9施設
3位:移乗介助装着型ロボット 20施設中7施設
4位:移乗介助非装着型ロボット 20施設中6施設
5位:移動支援ロボット 20施設中2施設
やっぱりまだまだ普及率が低い気がします。
理由を下に書いていきます。
介護ロボットを導入できない理由3選
①:費用
②:ロボット使用の抵抗感 → 誤作動の心配
③:職員への研修体制が取れない → ロボットのことがわからない
ですよね~。
①費用に対しては政府の補助が必須
②や③はつながってきますが、ロボットのことがわからないから、誤作動の心配や抵抗感につながると思います。
ロボットのことを知ろうと研修を開催しようにも、研修時間の確保が難しかったり、デモ機の制限など企業・実施側の問題も考えられます。
難しいですね……。
また、職員が新しい機器に馴染めない、使用できないといった抵抗感もあります。
こればっかりは……なじんで!なれて!つかって!としか言いようがないですね……。
より使いやすくより便利で安価……。夢のようなロボットに期待するしかないですね。
まとめ
と、いうことでまとめです。
下記の感じで。
①コミュニケーションロボットが論文上普及率1位
②費用やロボット利用抵抗感、研修が開きにくい問題
③使用しやすく、便利で安価、そしてPRの工夫が求められる
ということで今回は以上です。
こういった情報とか、その他いろいろなお話とか発信していきます。
何かの参考になればうれしいです。
それでは!