どうも。介護士のルリです。
介護士の環です!
ネットで介護系の記事を探してたらこんなの見つけました。
あ~あるあるですね。
URL先の説明をざっくりすると、エアコンで温度調整しているのに認知症の人がエアコンを止めちゃう。だから熱中症が怖いって話です。
特養だとこういう事例は少ないけど、訪問介護系はこういうの多そうですね。
言い方が悪いけど、ある程度日常生活の動作が出来る人みたいだし介護が厄介ね。
なんとか良い対策はないでしょうか?
エアコンを勝手に消しちゃう認知症の方の対策
大枠の考え方はこの3つじゃないかしら。
なるほど。
1つずつ詳しくみていきましょう。
宜しくお願いします。
なぜエアコンを止めようとするのかを考える
②音が気になる
③もったいない
代表的なのを3つ挙げてみました。
なるほど。
1つ目は寒いからという理由。
エアコンの効きの感じ方は人それぞれだしもしかしたら寒がっていたかもしれないわね。
いつも座っている場所が、実はめちゃくちゃエアコンの風が当たって寒いとかよくありますもんね。
言葉等では否定していても、実際肌に触れてみて冷えていないかの確認も大切ね。
そしたら、設定温度等を見直したり、風向きの確認をしてあげると良いかもしれない。
音が気になるというのは……?
室内環境の問題ね。普段TVとか付けていると気にならないけど、エアコンだけつけていると風の音はよく聞こえる。
でも年々耳が悪くなってしまうのに音が気になりますかね?
そうね。
なのでその人が補聴器を付けているか、TVやラジオも聞かずずっと無音の空間に居るのかなどの確認が必要となるわ。ま、本命は次なんだけど。
もったいないからか~。
エアコンは高級品、だから付けるのはもったいない。
もうそういう時代じゃないんですけどね
あと、悲しいかな年を取るとそれほど暑さを感じなくなるのも問題ね。
暑くないし、高級品だからエアコンを付けるのはもったいないという思考ですね。
こういうのは説明しても思考を変えられない。ほかにも一人だけなのに付けるのはもったいないって思考。私の母がそう。父が居ると付ける。一人だけだとあまりつけたがらない。
ん~お母さまの今後が心配……。
なので、根気強い説得に加えて、消させない対策に移る必要があるわね。
エアコンを消させない対策
②別のコンセントを使用する
③エアコンが付いていることを認識させない
リモコンを隠す対策はされていたようなので省き、さらに次の問題であるコンセントを抜いてしまうという問題を考えてみます。
エアコンのコンセントって大体上についているイメージですが……。
それすら外してしまう身体能力があると考えると①や②の効果は薄そうですが、軽く説明します。
1つめが……コンセントカバー(いたずら防止カバー)ですね!
簡単に取り付けられ、100均とお手軽。
まぁ簡単に取り付けられる分簡単に外れますが。
補強が必要ですね。
場合によってはカバー部分を完全に固定させちゃうか……。
まぁこういう商品もあるってことで。
2つめの、別のコンセントを使用するというのは……。
コンセントの場所を覚えているのであれば、延長コードなど利用して別のコンセントからエアコンにつなげるという方法。
いつものコンセントにつながってないのにエアコンが付いている……。混乱されて解決策がわからずあきらめるのを待つ作戦ですね。
もちろん、電源コードをたどればすぐにわかるし、むやみやたらに別コンセントにつなげるのはアースの問題等リスクもあるので注意が必要です。
となると……?
本命は3つめ、エアコンが付いていることを認識させない。
と言うと……?
さっき出てた「風の問題」「音の問題」などの対策をして「エアコンが付いている」と思わせないようにするのがいいわね。
〇風向きを変える
〇別の音でエアコンの音をごまかす
〇エアコンのランプが気になれば見えないようにする
なるほど!
少しでも寒いと思われるとアウトですし、風が当たるとすぐにばれる……。あまりに環境がうるさいと音を消されてしまう……。かなり緊張感ある現場になりますね。
スニーキングミッションかな?
ま、これでもダメな時はダメなので最後の対策です。
熱中症の対策ですね。
熱中症への対策
一番の問題はエアコンを消すことではなくて、それによる熱中症が怖いということ。エアコン以外で熱中症の予防をしていくしかないですね。
水分補給の促し、塩分補給、体を冷やす……。
正直、どれも介護頻度が増えますね。
本末転倒……!
調べてみたら"シーリングファン"にすることで部屋の空気が循環して若干室内温度が下がりやすくなるとかなんとか
大がかりすぎます~!
本人様にあった熱中症対策があれば、それに越したことはないんですが。
エアコンは高級品だけど扇風機なら馴染みがあるから受け入れられるとかならまだいいんですけどね……。
扇風機だけでは熱中症対策として不安が残ります。
水分の促しが出来たらいいですがなかなか難しいですね。
水分飲まないですものね。
水分補給を促すために、お昼休みになったら家族様から電話してもらい水分を促す……とかかしら?
最近はICTが発展していて「見守りカメラ」を活用すればスマホですぐに確認できたり電話で繋がったりするので
水を促して飲んでるところをチェックするのとかに便利なんですが、手間と費用がかかります。見守りカメラ6000円(2023年9月現在)……高いか安いかは家族様次第。
そのひと手間と費用をなくしたいので……エアコン……受け入れてほしいですね……。
考え方のまとめ
→寒いから?
→音が気になる?
→もったいないから?
②エアコンを消させない対策
(→リモコンを隠す)
→コンセントカバーを使用する
→別のコンセントを使用する
→エアコンがついていること認識させない
③熱中症への対策
→本人様に合った熱中症対策を考える
例:見守りカメラの活用
こんなところかしら。
これで熱中症にならず元気に過ごしてほしいところです。
まぁ、カメラも隠されたり壊されたりするリスクがあるなら難しいけど。
賃貸でなければ天井につけて……電源は……。
コンセント抜きそう。
電気工事士の資格とってコンセント増設するしか……!!!
(脚立を用意して天井に穴をあける)
思い悩んでる。
こういう難しい事例は、一人で悩まず、ケアを担当されるみなさんで解決策を考えるのが一番大事です。
私みたいに意味不明な行動に出ずに済みますね。
もう最終のまとめはこれです。
みんなで解決策を考える
これに尽きる!
ということで今回は以上です。
こういった情報とか、その他いろいろなお話とか発信していきます。
何かの参考になればうれしいです。
それでは!